折り紙で子供のころを想い出す

 わが子は折り紙を見つけるとよくわからない何かを折って手渡してくれる。「何かな」と問うと「手紙だよ」と答えてくれる。そして中身を開けてみると何やら見たこともない文字が書かれていた。どこの国の文字でもないそれは象形文字ルーン文字でもない。暗号のような図形のそれを訊ねてみると、「漢字だよ、漢字。読めるでしょ?」うーん、ごめんなさい。読めません。平仮名書くのも微妙なお年頃、漢字とは一本取られました。


 もうひとつ折り紙の使い方があります。名の通り紙を折って何かを作るです。よく「カエルさん作って」と言われますが折り方を覚えていないし、かなり面倒な折り方をしていた記憶がありいつも敬遠していました。「鳥さんなら作れるよ」と言い定番の鶴、それと鳩を折りました。わが子も鶴折りに挑戦しましたがまっすぐ折れないので形にすらなりえませんでした。修正するもほとんど最初からですね。一方の鳩折りは鶴に比べればかなり簡単です。多少折り方が曲がっていたとしてもそれなりの出来栄えになるのです。それでもうまくできないことのほうが多く、「これもお願い」と言われて3つくらい中途半端なのを渡されました。そういう私自身もうまいほうではないためくちばしのサイズがまちまちになりました。

 

 子供が折り紙に飽きたころ数枚折り紙が余っていたので細長い短冊に切りました。短冊の端と端を繋いでリングにする。それを鎖のようにつなげていきました。最初は4本切り出しましたがかなり太いようでペーパーチェーンとしては不恰好でした。そこで倍の8本にすると中々ちょうどよいリングができました。チェーンにしても昔昔子供のころに作った感じでちょっと満足しました。

 

 わたしがやっている所を目にしたわが子。「わー、すごい!」と言ってくれました。ついでに「もっと作って!」、「わたしもやる」と言い出しました。短冊切りは相変わらず曲がっていますがリングにすれば違和感なしです。色の使い方もよく出来上がったペーパーチェーンをへ部屋の中に飾り始めました。わが子のお気に入りの場所はテレビのようで見事に飾ってくれました。しかしテレビをつけるとペーパーチェーンが邪魔になってしまうのですよね。もうちょっと違う場所に飾ろうね。
 子供とのコミュニケーションとしても折り紙をするのはよいのかなと思いました。意外と折り方を忘れてしまっていてすぐにネット検索したりしています。もっと子供が驚くような面白いものを作ってあげたいです。

 

 このように折り紙はいろいろな使い方ができるのできらさないようにしないと。100円ショップで買っています。